高速通信に対応するエンハンスlanケーブルの概要

テレビやパソコン・ゲーム機など、数多くの家電をインターネット回線に接続して付加価値サービスを受けられる時代となりました。

各情報端末をネット回線につなぐためには、lanケーブルを使用してモデムと接続する必要があります。このlanケーブルは光の乱反射を使用してデータ通信をおこなうため、20Mbps程度の通信速度であるADSL回線から100Mbpsの光回線まで対応するものでした。ところが2010年以降はさらにデータ通信速度が上がり、2020年4月現在で最高速度100GMbpsになっています。100GMbps通信のことを5Gという回線と呼び、この速度に対応するケーブルは「エンハンスlanケーブル」といいます。

5G回線の一般普及に伴って各社メーカーからエンハンスケーブルが数多く販売されるようになり、今後は既存のlanケーブルと区別をして購入する必要があります。エンハンスケーブルの特徴は、グラスファイバーが3本から6本に増えて絶縁体に銅が含まれていることです。光の乱反射は電磁波の影響を受けやすく、高速通信をするには電磁波を遮断しなくてはいけません。絶縁体となっているビニール被膜の下に銅製のチューブが備わっていることで、電磁波を遮断して一定スピードの高速通信を維持できます。なお、エンハンスlanケーブルは既存のケーブルよりも若干価格が高くなっており、5m以下の長さの製品しか販売されていないのが特徴です。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *