事業所で活用される自己独立型の配線ダクトの特徴とは

配線ダクトは現在では一般家庭でも広く普及している設備であり、複数の電化製品の電源ケーブルを一か所に集めて収納することが可能です。もともとは生産工場に設置をしていたものですが、その後学校や公共施設等にも広がって今ではごく身近な設備と認識されています。この配線ダクトには電気ケーブルを収納するという役割と、電源供給もおこなうという役割を担っているものもあります。後者のダクトのことを自己独立型といい、事業所で採用されているタイプです。

事業所は広大なスペースに数多くのOA機器が備わっています。各OA機器には必ず動力源となる電気が必要ですが、配線ダクトに電気ケーブルを収納するとその電気を効率良く供給できなくなります。この問題を解決できるのが自己独立型配線ダクトで、ダクト内み電源ボックスを備えていることでケーブルを見えなくすると同時に、電源供給も可能です。自己独立型配線ダクトを設置する際、必ず隠ぺい工法で取り付け工事が実施されるのが特徴です。

これはダクト内の電源ボックスを建物内の主電源と直結させないといけなからであり、必ず電気工事士の資格を有する方が施工を担当します。壁または天井裏に設けるので、設置工事をするのには約1週間前後の期間が必要です。昨今では新たな事業所建設時には自己独立型ダクトの設置が標準となっており、効率よくOA機器を作動できるようになっています。備えている電気ボックスは1500Wまでの電力に対応でき、どのような機器でも接続することが可能です。

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