フィールドアップ式配線ダクトの主な概要

学校や会社・商業施設には、照明からパソコン・コピー機など非常に多くのOA機器が備わっています。今では一般家庭であっても生活必需品として挙げられる道具もすべて電化製品となっており、我々の身の回りには常に電化製品があると受け止められます。これらの製品がたくさんあるということは、必然的にコンセントに接続されている電源ケーブルも同じ数だけあるということです。中には1つの機器で2つ以上のケーブルで電気供給とネット回線接続をなされている場合もあり、数多くのケーブルが通常であれば床一面に散乱しているものです。

学校や商業施設の床を見ると、電気ケーブルが散乱しているところは皆無といっていいでしょう。これは施設内に備わっている配線ダクト内に各電化製品の電源ケーブルを収納しているからです。これにより電源ケーブルが散乱することで発生する室内景観の悪化を防ぎ、さらにケーブルで足を引っ掛けて転倒事故が起こることを防いでいます。学校等に設置されている配線ダクトの正式名称は、「フィールドアップ式配線ダクト」です。

隠ぺい工法という施工で設置をなされるのが特徴で、床や壁の内部にフィールドアップ式ダクトを埋め込んで使用できます。フィールドアップ式の場合、電気ボックスも備えていることからダクト内に収納している各電化製品への電気供給も担うことが可能です。これにより、室内に備わっている数少ないコンセントを使用する必要もなく、限りなく電気ケーブルを外側から見えないようにして各機器を使用できます。

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