屋内外で使用する配線ダクトは美観を損なわないこと
一般家電製品から、電気を使う器具類が増えている昨今では、配線ダクトを用いて、電気コードや各種ケーブルを収納し、綺麗にセッティングすることが行われています。美観を良くするだけではなく、コード類を保護する役割があるので、長く使い続けるような電気製品や器具にとって良い環境を整えることができます。一方で屋内外で利用する配線ダクトは、取り付けをすることで逆に美観を損ねてしまう環境も決して少なくはありません。極端な事例ですが、黒色の外壁の住宅に対して、グレーやホワイトの配線ダクトを用いると、色が浮いてしまいダクトだけが目立ってしまいます。
この事例では最初からブラック色のダクトを探せば問題はクリアできますが、外壁で言えばもっと複雑なデザインの住宅も数多く存在しています。レンガのような風合いのサイディングやオレンジ系やブルー系のサイディングの外壁の場合、美観を気にしながらダクト選びをしてみると、どのようなカラーでも合わないと判断することも良くあることです。この場合は窓のサッシの色に合わせる方法があり、ブラウン系のサッシであればブラウンのダクト、ホワイトのサッシであればホワイトのダクトを用いると、意外と不自然さを感じずに取り付けを行えます。完璧を求める方は、配線ダクトと住宅の美観を損なわないために、通常販売されているダクトに加工をすることも無理ではありません。
この作業は外壁のカラーの近似色のスプレー缶を探す方法が最も簡単で、ホームセンターの塗料コーナーで探す方法と、自動車の補修用のラッカースプレーから探す方法で近似色は探せます。スプレー缶で塗装をする際には、屋外利用では下塗りスプレーと上塗りスプレーも使うと、長年にわたって色の剥離を起こさない状態を保てます。