結束バンドのランページタイプ製品の概要と用途
1965年に日本で開発販売された結束バンドは、特許を取得しているトラッキングという凹凸をバンドの裏側に備えているアイテムです。
この凹凸が噛み合うことでしっかりと物を固定することができ、さらに一方向にしか力を加えることができないので、一度締めると緩むことがないという特性も持っています。当初は電気工事部品として販売され、屋外・屋内両方の現場で電線を複数本束ねるためのアイテムとして使用されていました。しかし昨今では、建設現場や一般家庭などのさまざまな場面で結束バンドが活躍しています。結束バンドは一般的な製品は長さ12cm・幅1cmの塩化ビニール製です。現在では使用されている素材も多様となり、ステンレスやあ合成樹脂製まであります。その中のひとつに「ランページタイプ」というものがあり、ステンレス製でナットを使ってバンドを締めるものです。
この「ランページタイプ」は長さ100cm・幅25cmと非常に大きく、バンドの裏面にあるトラッキングで固定しながらナットでしっかりと締めるのが特徴です。「ランページタイプ」が使用される場面は建設現場の足場の組み立てや、電柱に備わっているトランスの取り付けの時です。主に屋外で重量のある物を固定するのに使用し、耐候性と耐久性に長けています。この製品は繰り返し使えるので、メンテナンスを必要とする配電盤の固定の際にも用いられています。ホームセンターやECサイトで販売されており、1個1、200円前後で入手することが可能です。